蜜蜂の採蜜・衛生管理台帳
トレーサビリティ(生産歴記帳)の遵守
- 採蜜から消費者へのはちみつを提供する過程を特定するため、生産、流通の履歴を記帳し、品質管理を徹底しながら緊急事態発生時にすぐに履歴確認ができるようにするためのものです。
ポジティブリスト制度(残留農薬基準)
- 食品衛生法が改正され、農薬、動物用医薬品及び飼料添加物について、新しい規制が平成18年5月29日から施行されました。
- はちみつの食品中の基準値は47品目が示されています。このうち、蜜蜂に承認された動物用医薬品は、腐蛆病予防薬「タイラン水溶散(タイロシン:基準値0.7ppm)」「みつばち用アピテン(ミロサマイシン:基準値0.05ppm)」とダニ駆除剤「日農アピスタン(フルバリネート:基準値0.05ppm)」「アピバール(アミトラズ:基準値0.2ppm)」「チモバール(チモール:基準値:30ppm)」の5品目です。
- 動物用医薬品を使用した場合は、はちみつ中に残留がないことの確認の為、分析検査をすることをお奨めします。
ボツリヌス菌の混入防止
- 土壌等に分布するボツリヌス菌のはちみつへの混入を防ぐ為、巣枠や器具を土壌等に接触させない(採蜜の際に巣枠をたてかけるときにはシートを敷く等)ようにしましょう。
その他
- この「蜜蜂の採蜜・衛生管理台帳」は、毎年印刷して使用してください。
- 「蜜蜂衛生管理記録」の表に記載されている事項以外で、衛生管理上のリスク(例:採蜜器具を土壌に落としたなど)が発生した場合は、「その他」の欄に記録してください。
蜜蜂を飼育する際は、是非「蜜蜂の採蜜・衛生管理台帳」をご利用ください。