令和6年度養蜂技術指導講習会(リモート)の録画データについて

令和6年度養蜂等振興強化推進(全国公募事業)において令和7年1月16日に実施した養蜂技術指導講習会(リモート)の録画データについて、以下のとおり掲載いたします。

講習会(リモート)で使用した手引書は、以下のサイトからダウンロードをお願いいたします。

※一部スライドが見にくい部分がありますので、座学講義1及び2については、講習会で使用したスライドのPDFデータを掲載しておりますが、その他のスライドについては、著作権等の都合から配布することが出来ませんのでご了承ください。

使用サイト:Googleドライブ
手引書及びスライド(座学講義1及び2)のダウンロードはこちらより


〇講義内容及び講師

座学講義1「ミツバチの生物学を養蜂に活かす」

講師:中村 純 氏(玉川大学名誉教授)

座学講義2「ミツバチヘギイタダニの生物学」

講師:中村 純 氏(玉川大学名誉教授)

情報提供「施設園芸(イチゴ)におけるミツバチの管理方法」

情報提供者:浅田 研一 氏(公益社団法人 福岡県畜産協会 参事)

質疑応答(前半&後半)

令和6年養蜂技術指導講習会(リモート)


質疑応答(質問内容)

Q.雄蜂トラップは何月まで有効ですか?そのトラップを使って蜂児を払いだしたあと、残った巣房を水洗いするのは有効ですか?

Q.今後シュウ酸が認可されることはありますか?

Q.人工的に女王蜂の産卵を止め、ダニの繁殖を抑制させるために最も効果的な期間はどの位が適切でしょうか?

Q.自然群と同様に真夏の時期に産卵を止めるために女王蜂を隔離するのは、ダニの被害を食い止めるためにどのくらい有効ですか?

Q.3剤以外でどのようなダニ駆除方法が用いられているのか可能な範囲でご教示下さい。

Q.アピバールの有効期間は6週間とされています。ダニ被害が大きいときには、6週間待たずに3週間間隔で交換するとよく効くというアドバイスを受けました。アピバールは新しいものを入れた時が一番よくダニが落ちると思います。3週間間隔は、有効でしょうか?

Q.ダニの実際の増殖は理論値の半分ということだったと思いますが、この乖離はどうして生じてくるのでしょうか。

Q.(ダニを)初期段階で見つける方法はありますか?

Q.1週間ごとに雄蜂巣房をカットしていますが、産卵の勢いによっては2週間ごとにカットすることもあります。その場合、ダニをカットするという意味では繁殖が進んでいるからあまり有効ではないのでしょうか?やはり数が少なくとも、1週間ごとにカットした方がよいのでしょうか?

Q.ミツバチヘギイタダニの寿命はどのくらいですか?

Q.このダニに天敵となる生き物はいるのでしょうか。

Q.現代農業で雄蜂を捨てなくても、巣房に孔を空けるだけでヘギイタダニを減らす効果があると効きましたが、いかがでしょうか?

Q.ダニの寄生の初発生の特徴などありますか?

Q.海外のSNSで「カニムシ」がヘギイタダニを捕食する記事を見ましたが、現在日本ではそのような研究事例はありますか?

Q.ダニの感染は2.5km離れた蜂場間でも発生しうるとの事ですが、過密地域等、近隣飼育者との距離を離せない場合、自己蜂場で対処できる対策等ありますでしょうか。

Q.薬剤を使用してみて、アピスタンはあまり効かずアピバールはよく効く感じがあるのですが、蜂群のダニによって性質が違うのでしょうか?

Q.ダニの発生は多い年と少ない年や地域差がある様に思えますが何か関係性はあるのでしょうか?

Q.ダニに処理をして不妊放虫のようにしてあえて群に入れて激減させることはできないのでしょうか?

Q.ダニとの共存、ダニ耐性の蜂群、ダニ耐性女王蜂の情報あれば教えてください

Q.縮れ羽症状がヘギイタダニ以外で出ることはありますか?

Q.糞害に対する方法はありますか。

Q.温熱療法を本で読んだことがあるのですが、効果のほどはいかがなものでしょうか。

Q.駆け出しの養蜂家です。メロン農家さんから授粉用にミツバチを借りたいという話が来ています。ハウス内の適温は25度程度とありましたが、夏に授粉をしたいそうでハウス内の温度は35度を超えるそうです。ミツバチはこの環境で授粉活動できますか。

Q.巣箱は、イチゴハウスの中に設置するのと外に設置するのとどちらの方が良いのでしょうか。外だと気温が低いので無駄なエネルギー消費がふえませんか?

Q.いちごハウス内において花に過剰訪花する場合、どのように対策すればいいでしょうか?

Q.巣箱をハウスの外に設置している写真で、巣門とハウスの出入り口に隙間がありました。ミツバチは、ハウスの中にも入っていくれるのでしょうか

Q.交配利用期間中、定期的に蓋を開けて内検することに問題ありませんでしょうか?(設置場所がハウス内外のそれぞれで)

Q.蜂が二重カーテンに入らないようにする工夫は、具体的にはどのようにするとよろしいのでしょうか。

Q.観光農園のミカン園にみつばちは置かない方が良いのでしょうか?以前ミカン園に話をしたところ、「カナブンに蒔く農薬があるから辞めといた方がよい」と断られたことがあるためです。

Q.本日のテーマから外れるのですが、代用花粉について。酒粕に蜂蜜、砂糖、ビール酵母を加えたものを与えたところ、喜んで食べました。が、アルコールの影響が心配です。アルコールがミツバチに与える影響は有るのでしょうか。

Q.イチゴハウスにミツバチを持ち込む適切なタイミングは所謂何分咲きの時?でしょうか。

以前、「もうすぐ咲くから」という言い方で花の見られないいちごハウスからミツバチを要求されたことがあります。

Q.小さな単棟ハウス2棟で1群を動かして花粉交配をするイチゴ農家さんがいらっしゃいます。各ハウスにて巣箱を入れるのがセオリーですが、小さなハウスなので費用面的にそうもいかないのが現状です。

この場合、仮にA,B棟と有る場合、景色が同じ様規格のハウスであれば、A,B棟の同位置に巣箱を設置するのか、通常状態における巣箱の位置記憶に極力近づけた位置で設置するのが良いのか(例A棟は左端に設置した場合B棟は右端)、教えていただけますでしょうか?

Q.今回の講習会で拝見したスライドを共有していただくことは可能でしょうか。

Q.多年張りのPOフィルム1年目のハウスで蜂が大量に死ぬケースがあります。2、3年目は死ぬ量が減ります。何か要因はあるのでしょうか?

Q.更新王台から羽化したにも関わらず、交尾後の身体が小さく産卵が不十分だったりする所謂不良女王ができる根本的な原因は何でしょうか?講義の中では1匹のオスバチでも充分な精子量があるとのことでしたので、雄蜂の不足が原因ではないとすると他に原因があるのかと考えています。

Q.いちごで代替エサはきな粉でもいいですか?

Q.福岡県のイチゴ向けポリネーション用蜂群数は年間どれくらいなのでしょうか?他県の情報もあればご教示ください。

Q.ハウス外に巣箱を置く話です。11月以降ですと外気温が10度以下になる日が出てきますが、そのような状況でも暖かいハウス内にミツバチが飛んで行ってくれるという理解でよろしいですか?

Q.巣箱入り口付近で雄蜂のみ大量に死亡する蜂群があり、原因が不明でお困りの飼養者様がおられました。付近には酪農場1件のみで、農作物の農場はなく農薬被害は考えられないとのことでした。
飼養者様は畜産農場で殺虫剤を散布することがあれば影響はないか危惧されていましたが、薬剤の被害であれば雄蜂以外にも影響があるのではと個人的には思いました。本講習内容と直接関係がなく恐縮ですが、何か情報ございましたら、ご教授ください。